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基本構造 鋼板製溶接一体型構造

NYKタンクは自由設計・受注生産です。

 

 

側部構造
側板は設計震度・タンク高さに応じて板厚を変え、さらにプレス溝によって補強をしますので、槽内部の補強が不要です。このため、槽内の点検・清掃も容易に、且つ短時間に行うことが可能です。

 

 

上部構造
屋外設置では、雨を考慮し天板は1/100程度の勾配を有するように設計しています。また天板には、プレス溝をもうけ、人の荷重はもちろん豪雪にも耐える設計が可能です。

 

 

下部構造
底板は、排水しやすいようにゆるやかな湾曲状になっており、水溜まりがありません。また、底板がベースより100mm程度上がっているので、タンクとは別に平架台を必要としない構造になっています。

 

 

標準防食仕様

設計図に合わせて鋼板を加工・溶接し製作した缶体の内外面をエポキシ樹脂で防食し、水などによる錆から守ります。

 

 

素地調整方法 : グリットブラスト処理
素地調整基準 : 内面Sa2 1/2以上 外面Sa2以上
防食樹脂   : 加熱硬化型エポキシ樹脂ライニング
施工法    : 無溶剤型ホットエアレススプレー
標準膜厚   : 内面0.4mm以上 外面0.2mm以上

 

 

ブラストの目的
ブラストを行うことにより鋼板表面の錆や汚れを除去し、細かい凹凸を付けることができます。そうすることでブラスト処理面が活性化され、接着面積が増え、アンカー効果によりエポキシ樹脂の接着力が強くなります。ライニング工程の中でも重要な工程で、この工程の良否がライニング性能に大きく影響します。

 

 

無溶剤型ホットエアレススプレーの効果
ブラスト同様にエポキシ樹脂ライニングの耐久性を決める要因にライニング工法があります。無溶剤型ホットエアレススプレー工法は溶剤の抜けた穴が無く、皮膜中に溶剤が残留しないので強靭で表面光沢を有するライニング皮膜ができます。表面は平滑で、汚れが付着しにくく、清掃が容易なため衛生性に優れています。

 

 

用語解説

 

グリットとは

 

グリットとはショット(焼入れした鋼球)を砕いた物です。従って角張っておりブラストした際に凹凸がつきやすくなります。

Sa2 1/2とは

 

拡大鏡なしで表面には目に見えるミルスケール・さび・塗膜・異物・油・グリース及び泥土がなく、残存する全ての汚れは、その痕跡が斑点又はすじ状の僅かな染みとなって認められる程度。

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特長
耐震性・衛生性・耐久性に優れた鋼板製一体型水槽です。
製造工程
設計から製缶・エポキシ樹脂ライニング材製造・ライニング施工まで、一貫した生産システムです。
納入事例
鋼板製一体型水槽の納入事例をご紹介します。