| (1)特 徴 |
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a)
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耐久性:鋼板製一体型受水槽は、缶体(SS400鋼板)とライニング塗膜(エポキシ樹脂)で構成される。缶体は角波天板と角波側壁および円弧底板から構成され、それぞれを突き合わせ両側溶接、スミ肉両側溶接した剛性の強い受水槽であることが大きな特徴である。一方、塩素分を含む上水を貯留するため、表面に樹脂塗膜を成形して化学的防食を行う。
缶体から配管接続口まで溶接による一体構造とした堅牢性により、特に阪神・淡路大震災をはじめとした過去の地震でも破損・漏水の例がないことなどの実績があることから、重要度の高い防災拠点(官公庁・学校・病院など)の用途に多く取り入れられている受水槽である。
槽内面のライニング塗膜にはエポキシ樹脂を用い、シンナーなどの溶剤を使わない無溶剤型ホットエアレススプレー工法で施工することで、硬く滑らかな樹脂塗膜を形成している。また下地処理にグリッドブラスト処理を行うことで、エポキシ樹脂層の強度・耐食性を高めている。上述の施工と内面膜厚0.4mm以上のライニング仕様により、槽内面防食の長寿命を実現している。例として、初期に施工された受水槽が30年以上の使用で劣化しておらず継続使用中である。また食品貯蔵タンク(醤油など)で40年以上使用されている実績がある。
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b)
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維持管理性:外面塗装は太陽光や風雨による経年劣化が避けられないため定期的な塗り替えが必要だが、内面ライニング樹脂および缶体には劣化がほとんどない。他材質の受水槽全体が劣化して定期交換するのに比べると、長期的にみて省資源・省コストである。
受水槽内面は水道法の定める定期清掃は行われるが、その作業に適した特徴がいくつかある。邪魔な内部補強や継ぎ目が無いため作業がスムーズに行えること、ライニング面が平滑で汚れが容易に落ちること、底板に凹凸がなく全体が緩やかな湾曲形状なため排水性が良いこと、などにより作業を効果的に短時間で終わらせることができる。すなわち衛生面や清掃時に断水などの管理面で利点がある。
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| (2)外 観 |
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a)
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角型(標準)受水槽:一般的には角型タイプの受水槽が多い。側板には縦方向の柱状にプレス溝(角波)が並ぶ。塗装色を指定できるので建物と調和を図れる。標準的な色はアイボリー色である。ときにはシンボルマークや壁画などを描画するものもみられる。
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b)
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デザイン型受水槽:形状を自由に設計したタイプ。大型モニュメントとして効果的で、一見して受水槽とは気づかない形状も多々みられる。デザイナーによるデザインシリーズの受水槽も用意されており、各地にその採用例がみられる。
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| (3)高さと構造補強 |
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側板・天板のプレス溝、底板の円弧形状が外構補強となっており、一般サイズでは内部補強を設けない。
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| (4)構造・組み立て |
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基本的に、工場製作した一体型の完成形状で搬入するので、1日で設置完了する。完成形状で搬入が困難な(高さや幅が3m〜4mを超える)場合は、以下の分割搬入を採用することがある。
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a)
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分割ボルト締め方式:分割といっても、一体型の堅牢性を損なわぬよう、受水槽部分の分割は避ける。ポンプ室や2槽式の1槽ずつを分割する。これら分割したものを搬入設置後ボルト結合する。
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b)
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多槽式:容量が100m3程度からそれ以上の場合、数基の受水槽を並べ、連結口で直列につなぐ方式。
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